nofollowでクロール効率化と発リンクを制御する方法

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ウェブサイトには内部リンクと外部リンクの2種類の発リンクがあります。
リンクとはページ間の移動を可能にするHTML言語の仕組みで正式にはハイパーリンクと言われます。

“nofollow”はHTMLページのhead内のmetaタグに記述される属性値で、ハイパーリンクをクロールされないようにするという宣言です。インデックスを拒否する”noindex”と併用されることも多い記述です(noindexについてはnoindex最適化でGoogleからの評価をあげる方法を参考にしてください)。

またaタグ、いわゆるアンカーリンク内に個別に記述することも可能です。

以下のような場合で発リンクを制御したい場合は”nofollow”を上手に利用することでGoogleから評価を損ねにくい制御ができるとされています。

1) 信頼できない、または保証できない外部リンク制御
2) 発リンク自体を売買する有料サイトへの外部リンク制御
3) クローラが収集できない会員制ページなどの外部リンク制御
4) ウェブサイト内の重複する内部リンク制御

では”nofollow”という記述はどのような効果や用途があるのでしょうか。発リンクの存在を検索エンジンに伝達しないことの目的や効果についてご説明していきます。

1.nofollowとは何か?

“nofollow”はhtmlページで使用するheadタグ内に配置するmetaタグ情報の属性値です。ページ全体だけではなく、ページ内の特定のアンカーリンクを指定してリンクを収集させないように指定することもできます。
いずれもブラウザ上では変化はないので認識することはできません。

[記述例]

・headタグ内に指定(ページ全体のリンクを収集しない場合)
<meta name=”robots” content=”nofollow”>

・ページ内の特定のaタグに指定(そのアンカーリンクだけ収集しない場合)
<a href=”member.php” rel=”nofollow”>会員専用ページ</a>

上記の例では検索ロボット(クローラ―、ボット、スパイダーなどとも呼ばれる)に対して、それぞれページ全体か特定のアンカーリンクのみの発リンク情報を収集しないでよいと指定している記述例です。

それぞれを口語的に翻訳すると

・headタグ内の場合
『このページ内の発リンクはすべて収集せず、たどらないでください。』

・ページ内の特定のaタグの場合
『この箇所の発リンクのみ収集せず、たどらないでください。』

となります。

Googleクローラがインターネット上に公開されたウェブサイトの相関関係を把握するために発リンクをたどって、そのURLはどのような内部リンク、外部リンクを発していて、どのような発リンクを形成し、どのようなURLから評価(被リンク)をされているかを判断するのに、とても重要な役割をしていています。

ですので、例えば投稿可能なポータルサイトやブログでは、むやみに自身のウェブサイトから外部への品質を下げる発リンク設置させないために、aタグには自動的に”nofollow”を記述する処置をしているWebサービスも結構あります(FacabookやtwitterなどのSNSもnofollowが設定されています)。

また、自身のウェブサイト内リンクの優先度を考慮して、不要な発リンクを間引くことでGoogleクローラの効率化が高まり、ウェブサイト自体のインデックスのクロールのされやすさをある程度人為的に制御できます。

さらにウェブサイト自身のリンクジュースをコントロールすることでも、外部への発リンク効果に多少の影響がでてくるとされています。

リンクジュースについては、次の項目で詳しく説明します。

2.実際の利用方法と効果について

“nofollow”を実際に使用するのは、一般の事業者サイトや小規模のサイトではあまり使用する機会はないかも知れません。あえて使用するとすれば、リンク先のURLが信頼できないサイトであったり、保証できないサイトの場合はGoogleにそのことを伝えたくない場合などのみです。

通常、そのようなリンクを設置することは少ないので、やはり一般の企業サイトや事業者サイトではあまり記述する機会は少ないかもしれません。

ウェブサイトには発リンクに対して、リンクジュースというウェブサイトの評価資源のようなものがあるとされています。

これはページランクとも関連するのですが、例えばページランク5のウェブサイトが外部URLの発リンクを2設置した場合と、5設置した場合では、前者の方の被リンクが分散される数が少ないことからGoogleからの評価が高くなるとされております。

■リンクジュースのイメージ図

link-juice
ページランクの高いオールドドメインが高値で売買されているのは前述した通りですが、評価が高いドメインから被リンクを受けることで評価が高くなります。
このような評価の受け渡しを無効にするのが、”nofollow”になるわけです。

端的にいえば、自身のウェブサイトからのリンクジュース(評価資源)を分け与えたくない場合や、発リンクすることでデメリットがある場合(信用できないサイトや保証できないサイト)、特にクローラが収集できない、収集してもらう必要がないリンク、会員専用ページや重複しているリンク(ページ内に同一の発リンクが2以上ある場合)などに利用すると多少のSEO効果を見込めるといえるでしょう。

発リンクが必要でも具体的に以下のようなケースでは、”nofollow”を利用してみるのもよいでしょう。

1) 自身のウェブサイトからの恩恵を受けさせたくない
2) 対象URLに関連性があるとGoogleに判断されたくない
3) コメント機能などで勝手に外部へ発リンクされたくない
4) 意味のない発リンクを間引いてクローラに効率的に認識させたい

ページランクやリンクジュースについて詳しく知りたい方は、『ページランク』や『リンクジュース』でGoogle検索してみると、古い記事を含めて詳しい説明や以前はSEO効果が高かったことなどの情報を見つけることができるでしょう。

現在はページランクもリンクジュースもどれほどの影響があるかは定かではありませんが、大多数の発リンクがそれほど大きく影響を与えなくなってきているのも確かです。

ただ、”nofollow”設置の必要性や効果はまったくないということではありませんし、SEO対策の内部施策のひとつの改善点としては知っておいて決してマイナスになることないでしょう。

3.使用上する際に注意すること

“nofollow”はSEO対策を目的として利用すると、「不要な発リンクをGoogleクローラに収集されないようにする」ことになります。

ただし、間違った使い方で多用すると、発リンクが少ない、関連サイトへのリンクが少ない、内部リンクがきちんとたどれない、などマイナス評価をされてしまう可能性もあります。

ですので、マイナス評価を考慮すると多用するメリットの方が少ないので、対象を絞って発リンク制御をしていくこを推奨します。

また、”nofollow”で発リンクをコントロールしたからといって極端に評価があがるわけでも急降下するわけでもないため、他のSEO内部施策と併用して評価を上げたいときに考慮するポイントのひとつ程度と考えるのがよいでしょう。

以下は発リンク制御する際に注意したいことです。

3−1 ページランクはもう意味がない?!

ウェブサイトの重要度を示す数値としてのページランクは最近までブラウザ上のプラグインなどで数値を知ることができました。この誰でも知ることができたページランクは一般向けに公開されている数値で、Google内部のものとは異なります。
また、一般の人が確認できるページランクは2016年4月に廃止されており現在は知ることができません。

ただ、Google内部でのみ取り扱われているページランクはいまでも評価基準となっているとされますが、もはやどのような影響があるか知ることはとても難しくなっています。発リンクや被リンクの調整はもはや自身の判断で最適化はしていく必要があるようです。

3−2 見えないページランクを予想する必要がある

以前までは、ページランクの高いサイト、例えば5とか6とかのウェブサイトから被リンクを設置すれば、対象のサイトも同等のページランクになる傾向があり、検索順位も上昇しやすい時期がありました。
リンクポピュラリティ(ウェブサイトの支持率のような数値)は現在、Google内部でのみ評価される基準値となっており、ページランク自体も直接的な影響はそれほど大きくないように見受けられます。

とはいえ、まだまだ被リンクを受けたり、発リンクに対する影響はかなり認められますので、対象となるウェブサイトそれぞれのハイパーリンクの価値を予想しながらコントロールしていく必要があります。

3−3 リンクジュースはほぼほぼ把握されている

Search Consoleを利用している方はご存知かと思いますが、ウェブサイトに対してどのようなキーワードでいくつぐらい被リンクがされているかは、Googleはほとんど把握しているといってもいいでしょう。逆に考えると”nofollow”の効果が見込めるといえるかもしれません。

ですので自身のウェブサイトから無闇に価値の低いと判断されうる発リンクをしているようなことがあれば、評価を下げる可能性は高まります。
良くない影響が考えられる発リンクがどうしても必要なときには、”nofollow”を適切に設置するように習慣づけていきましょう。

3−4 同じURLへの発リンクは優先度がある

ウェブサイト内からの同じURLへの発リンクは、先に読み込まれるリンクがクロール収集され、2回目からの発リンクは認識されないとしています。

そのため、同一ページ内に多量の発リンクを設置しても、まったく効果がないと考えた方がよいでしょう。また、クローラに負担をかけるような重複するリンクが大量に設置されている場合はGoogleからの評価が下がる可能性が高いので注意が必要です。

3−5 被リンク探しはほどほどに

能動的に発リンクを施策すると”nofollow”設置が具体的な方法となりますが、受動的なシチュエーションではどう考えればいいでしょうか。

たとえば信頼できないサイトから勝手に被リンクを張られていた場合などで、国内のサイトであればサイト管理者宛てにリンクを外してもらうよう申請することで改善されるかもしれませんが、返信すらない場合もあるでしょう。
まして、最近ではまったく関係のない海外からのリンクがありアクセスをアップさせるリファラスパムなどちょっと手の込んだ発リンクも多くなっています。

そもそも信頼性の低いサイトからの被リンクは、評価対象でない場合も多いので、自身のウェブサイトへの被リンクに神経質になりすぎるのは、”nofollow”の多用と同じぐらい推奨されません。品質のよろしくない発リンクを発行するサイトは、リンク解除の申請すら受け付けてくれないでしょう。

4.まとめ

結局のところ”nofollow”は、Googleからの評価を下げるような、クローラの収集効率を低下させないように発リンクに設置すると、相対的なSEO内部施策を併用する場合において、ある程度の相乗効果が見込めるかもしれない記述のひとつです。

ですので、SEO効果を高めたいときに、「やらないよりはやった方がよい」SEO施策の一手法として記憶しておく程度にとどめておくのが良いかでしょう。
あまりテクニック的なことにこだわるより、良いコンテンツを発信していくことによりGoogleからの評価が高めることができます。

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