
SEOの勉強をしようと思って分かりやすい本を探しているという人も多いでしょう。
現在、SEOについての書籍は多く発売されておりどれがいいのか迷うかと思います。
中には情報として古いものや、テクニック重視の内容のものもあり、選ぶ際には注意が必要です。
SEOに関する情報は常に変わってきており、発売から5年も経ったものは情報として古く、またテクニックを中心としているものは本質的なSEO対策にはならないためおすすめしません。
ここでは、これからSEOの勉強を始めたい方に、きちんとした基本が学べるおすすめの本を厳選して紹介します。使える本はかなり限られていますので参考にしてください。
また、変わり続けるSEOについては新しい情報を仕入れることも重要ですので、チェックしておくべきサイトも紹介しますので併せて確認してみてください。
1 SEO本おすすめ5選
1−1 10年使えるSEOの基本
全くの初心者であればまずは本書を一読することをおすすめします。
「10年使える」と謳っているだけあり、基本的な内容ばかりですが10年後でも通用するようなSEOの本質を伝える内容となっています。
現在はテクニックによるSEO対策について効果が出にくくなっており、本書では「SEOのためではなくユーザーのための対策」をすることを推奨しており、まさにここに書いてあることを意識することが本当のSEO対策であるといえます。
注意点としては、本書はあくまでも本質を伝えるものでありテクニック的な手法は載っていません。しかし、SEOの基本的なことが分かっている人にとっても今一度確認用として持っていても良いでしょう。
1−2 効果がすぐ出るSEO事典
上記の本よりもSEO対策について詳しく解説されています。
SEO対策の基本知識から内部対策・外部対策、SNSの活用、アクセス解析についてまで幅広く扱っており、今すぐできる方法について紹介されています。
「基本知識→手軽な対策編→本気の対策編→ハイレベル対策・トラブル対応編」と構成されており、自分の現在のレベルや対策したい内容にフォーカスして読めるのが特徴的です。
今運営しているサイトについてもっと流入を増やしたいと思っている方は本書を片手に実践してみるとよいでしょう。
1−3 いちばんやさしいSEOの教本
本書はの特徴は、これからサイトを作成する際に知っておきたいターゲットやキーワードの決め方、サイトマップの考え方などについて紹介されていることでしょう。
これらについて業種ごと(ECや美容、不動産など)にどのように考えていけば良いか書かれており、該当する業種のサイトを運営する人にとっては非常に参考になるでしょう。
また、内部対策や外部対策、SNSの活用、アナリティクスの使い方まで触れられており、図などを多用し読みやすく本書も初心者にとっておすすめの一冊です。
1−4 これから始める SEO内部対策の教本
本書はその名の通り、唯一内部対策について詳細に書かれたものとなります。一通りSEOの概要をつかみ、これからサイトを作成する方や、これまで運営していたサイト内部を見直す際に役立つ内容です。
HTMLを理解していないと若干難しく感じる部分もあるかもしれません。また、「タイトル内でキーワードは前に持ってくる」といった今ではそれほどSEO効果はないものも紹介されているため、あまり細かい部分については参考程度にとどめておくぐらいでよいでしょう。
現在販売されている書籍でおすすめできるのは以上の4冊ぐらいかと思います。繰り返しになりますが、テクニックの紹介が中心のものや情報が古いものは選ばないようにしましょう。
併せて以下で紹介するサイトをチェックしておくことで、SEOの動向を把握することができます。
2 チェックしておきたいサイト5つ
SEO対策の本質は変わりませんがアルゴリズムの変更などは頻繁に起こっており、Googleに評価されるサイトの基準は変わり続けています。
新しい情報はやはりネットのほうが早いので、本以外にも最低限以下のサイトはチェックしておくと良いでしょう。
2−1 Google検索エンジン最適化スターターガイド
スターターガイドはサイトではなく資料となりますが、Googleの公式のものとなります。
「適切なページタイトルのつけかた」や「サイト構造の改善」、「コンテンツの最適化」など内容は非常に基本的ですが重要なものが網羅されており、初心者の方はまずはこれを何度も通読することをおすすめします。
2−2 ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
https://support.google.com/webmasters/answer/35769?hl=ja
こちらもGoogleの公式のものとなり、「Search Consoleヘルプ」の中のページです。
Googleが評価するサイトやページがどのようなものかということが書かれており、このガイドラインを見ることでGoogleのアルゴリズムに左右されないSEO対策を理解することができます。
基本方針として「検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。」とあるように、あくまで検索ユーザーにとって良いと思うページを作っていけば自ずと評価されるということがわかります。こちらのページも何度も見ておくと良いでしょう。
2−3 SEO検索エンジン最適化
http://www.searchengineoptimization.jp/
住 太陽さんが運営するサイトです。本質的なSEO対策について網羅的に述べており、初心者だけではく中級者以上でも非常に役立つコンテンツを発信しています。情報量が多いですが、サイト内のコンテンツを一通り読むことで相当の理解が深まります。
2−4 SEO Japan
アイオイクス社が運営するサイトです。
SEOについての情報は常に更新されているため、鮮度の高い情報を常にインプットする必要があります。
SEO Japanは、「Googleがモバイルフレンドリーとページスピードを同時にテストできるツールをローンチ。」や「Googleが食べもの関連のクエリで画像サムネイルを検索結果に表示。」といったコンテンツが公開し、SEOの最新情報を追うにはおすすめのサイトといえます。海外情報も見ることができます。
また、サイトのデザインも見やすく初心者でもとっつきやすいでしょう。
2−5 海外SEO情報ブログ
株式会社セルフデザイン・ホールディングスの鈴木謙一さんが運営するブログでSEOに関するサイトとしてはかなり有名です。2007年に開設し現在は2000を超える記事が公開されています。
「海外SEO情報」とはいえ海外の情報以外も、更新頻度も高く最新の情報を知るためには確認しておきたいブログです。
3 まとめ
今ではSEO対策は小手先のテクニックでは効果がなくなってきているため、ここで紹介した本のとおりに実践しても劇的に効果があるわけではありません。
しかし、基本的なことは変わらないので、本は最低限のことを知っておくためのツールとすれば良いでしょう。
SEOに関する本を選ぶときは出版年をチェックし、古いものは今では通用しなくなっている情報も含まれているため避けたほうが無難です。
新しい情報はサイトをチェックすることで本では足りない部分を補っていくことをおすすめします。