
コンテンツマーケティングをやる上で、最重要といっても過言ではない、タイトルの付け方。
数年前までのSEOでは、記事のタイトルに狙うキーワードを入れないと上がりません。というのは常識でした。
たしかに、現在でも記事のタイトルの中にキーワードを入れることはした方がいいのですが、Googleさんのアルゴリズムが発達してきた今では、タイトルにキーワードをいれなくても検索上位に上がってくることもあるのですから、SEO業界も変わってきたもんです。。。
まあそんなウンチクは置いておいて、、、、
“タイトルの付け方で止まってしまって、記事がなかなか公開できない。”
なんてお声を良く聞きます。
※豆知識
記事のタイトルは記事の内容を書く前に考えるのですが、そのタイトルは仮のタイトルにしておきましょう。
仮タイトルを付けておいて、記事の内容を書いてから本タイトルをつける流れが良いとされているため、記事の仕上げではタイトル付けをして締めることになります。
悩んでしまうほどに、タイトルの付け方というのは、より多くの人に記事を読んでもらう上で重要であり、それでいてセンスが問われてくる部分になります。
だからコピーライターがご飯を食べていけているわけですが。
まあ何はともあれ、早速記事のタイトルをつけるときに意識しておきたいポイントをザっと挙げていきましょう。
1 タイトルの中には狙うキーワードを入れる
冒頭のくだりは何だったの?ってなりますが、やっぱりタイトルにキーワードを入れるのって凄く重要です。
いくらGoogleが発達したからといってもこれは揺るぎない事実なんです。
なぜなら検索ユーザーが読みたくなる記事のタイトルって、自分が検索したキーワードがタイトル内に入っているものですよね。
今記事を書いている時点(2017年8月)でYahoo!の検索結果では、検索したキーワードがタイトルの中に入っていれば、太文字(ボールド)になって強調される仕様になっています。
太文字で強調されれば、もちろんクリック率が上がりますので順位上昇の可能性が高まります。
また、よくコンサルティングのときに、なるべくキーワードはタイトルの前の方(左の方)に入れましょうとお伝えしていますが、
人は文章を読むときには左から順に読んでいくと思いますが、検索結果に表示されたタイトルを見たときに、一番左にキーワードが入っていたらそのタイトルをクリックしたくなりますよね。
というわけで、タイトルには必ずキーワードを入れるようにしましょう。
2 タイトルの中には数字を入れる
タイトルの中に数字をいれると、クリック率は間違いなく上がります。
『○○に関する3つのこと』
『○○の5つのポイント』
などなど。
タイトルをクリックした先の記事の内容を定量的に想像することができるため、検索ユーザーが常に抱いている記事を読むまでに立ちふさがる心理的障壁を取り除いてくれます。
要するに記事内の情報量の目安をタイトルから読み取ることができるというメリットがあるわけです。
というように、タイトルの中には数字を入れた方がいいのですが、注意点もありますのが下で紹介しましょう。
注意して欲しいこと
1,サイト、ホームページ内のすべての記事タイトルに数字はいれない
よくコンサルティングをしている中で、”タイトルに数字を入れて下さいね。“とお伝えしたら、その次の日からできあがるすべての記事に数字が入っているケースが往々にしてあります。
記事の一覧ページでタイトルだけが連なっている光景を目にすると、
クドい!
クドすぎる!
と思ってしまうわけです。
これは、決して個人的な意見ではなくサイトを見てくれている全ての人が抱くことでしょう。
なので、タイトルに数字を入れるときは、本気でキーワードを狙いに行くぞと意気込んだ記事だけにして、少し気を抜いて書いた記事には数字は入れなくてもいいでしょう。
2,タイトルの数字を記事内容がリンクしている
これは結構やってしまいがちな注意点です。
例えばタイトルに
『○○4つの法則』
と書いたとしましょう。
タイトルをクリックして実際に記事を読んでみると、4つの法則なんてどこにもない!
なんてことが起こってしまうのです。
書いている本人は4つにまとめているつもりでも、読んでいる側からすると分かりづらいケースです。
こういう時は、
『第1の法則』
『第2の法則』
『第3の法則』
『第4の法則』
といった形で見出しを設定して、その見出しに沿って内容を書くようにすると、読んでいる方も分かりやすいでしょう。
3 タイトルから一次情報感が伝わるようにする
一次情報って色々な定義があるのですが、私が定義する一次情報とはその記事内容に精通している人が発信する情報のこと。
具体的には
“髪の毛に関する情報だったら、美容師さんが発信する情報”
“WEBに関する情報だったら、WEBコンサルタントさんが発信する情報”
“法律に関する情報だったら、弁護士さんや検事さんが発信する情報”
のことを指しています。
より深い知識と経験が書かれている情報のことで、検索ユーザーにとって有益な情報になる可能性が高いためGoogleから評価されます。
では、どのように一次情報感をタイトル出すのかというと、
『現役美容師が教える○○』
『家庭問題に強い弁護士が教える○○』
などダイレクトに、タイトルで私はこの記事を書くに値する専門家なんですと言い切ってしまいましょう。
このようなタイトルにすることで、検索ユーザーはタイトルを見たタイミングで記事への信頼感を高めるため、記事の中を読み進めてもらえる可能性が高まります。
以上の理由から、タイトルには一次情報感を出すようにしましょう。
※これも先程、”タイトルには数字を入れる”の段落でもお話した通りで全ての記事にこれを入れてしまうとクドくなってしまうため、適度にいれるように心がけましょう。
4 タイトルは30字以内にまとめる
これまで解説してきたタイトルの付け方を意識して、実際にタイトルを作成してみようとするとどうしても長くなってしまいがちです。
この長くなってしまいがちなタイトルを短く30文字以内にまとめることで、Googleの検索結果に表示された時にタイトルが省略されないようにすることができます。
ですがこの作業はかなり難易度が高く、慣れが必要になります。
文章も同様ですが、文字量を多くして長く書くことは比較的簡単で、伝わる情報量を担保しながら文字量を減らす作業は難しい作業なのです。
特筆すべきコツなどはなく、これはもう実践していきながらタイトルを30文字以内に収める訓練をする他ないと思います。
5 競合サイトとは差別化された内容のタイトルにする
見出しの通りなんですが、上位表示させたいキーワードで現状どのようなサイトのページが上がっているのかを記事を書く前に調査するかと思います。
その時にページの内容を把握することはもちろんですが、上位ページのタイトルも調査しておきましょう。
もちろん差別化されたタイトルでないと、検索ユーザーは自分の作ったタイトルをクリックしてくれません。
同じようなニュアンスは避けて、競合サイトでは得ることができない情報を自分のページでは掲載していますよ。というのを訴えかけましょう。
より魅力的で、読んでみたいと思わせるタイトルをつけるように心がけるということです。
6 トレンド系キーワードを攻略するときは年号や最新をタイトルに入れる
“トレンド系のキーワード”って何のことだ?
と疑問に思われる方もいると思いますが、ここでは簡単に説明するだけで詳しい説明は割愛しますね。
いわゆる、今だからこそ需要の出るキーワードのことをトレンド系のキーワードというわけですが、
美容系記事のタイトルの付け方でトレンド系を攻略するケースでは以下のようにします。
【トレンドカラー】
というキーワードで上位表示を狙った場合、
“【最新】2017年のトレンドカラーはずばりこれだ。”
“【2017年夏】最新トレンドカラーはグレージュで決まり。”
みたいなことです。
こういう記事は特定の年で特定の時期でのみ集客を考えた時のタイトルの付け方になりますので、いわゆるストック型のコンテンツには向きません。
次の年になれば、その記事は当たり前ですが読まれなくなりますし、新しい記事を作って
【最新】2018年のトレンドカラーは○○○
といった感じで記事を作成しなければならなくなります。
7 タイトルではあまり煽り過ぎない
検索結果でのクリック率を上昇させるために、タイトル付けに工夫を施すことは良いことですが、あまりにも行き過ぎてしまい過度に検索ユーザーを煽るようなタイトル付けをすることはやめましょう。
例えば以下のような最上級表現を使ったタイトル。
『最強の◯◯法則』
『世界初の◯◯の方法』
や
『これを読まないと一生後悔する◯◯』
『これを読まずには死ねない』
など。
よく見かけるかと思いますが、タイトルで検索ユーザーの読む期待を高めている分、記事の内容が伴っていない場合滞在時間も短くなり、直帰率・離脱率も高くなります。
逆に、”最強”や”世界初”という言葉を使っている根拠や証拠が記事の中にしっかりと含まれていて、タイトルと本文内容に開きがなければ何の問題もありません。
いかがでしたか?
まずはこの7つを意識して、記事のタイトルを付けてもらえれば大きく外すことは少なくなります。
まとめると、以前までは対Google(Googleにより良く評価してもらうため)でタイトルを考えていました。
パッと浮かぶものであれば、キーワードを羅列させたタイトルにした方が上位表示されるなど。
今考えると、信じられないようなタイトルの付け方をして、SEOに取り組んでいた時代もあったのです。
要するに、コンテンツマーケティングをする上で意識するタイトル付けは、
タいかにユーザーにとって、分かりやすく、記事の内容を読みたいと思わせるタイトルにできるか。
この1点に集約されるわけです。
全てにおいて言えることですが、タイトル付けも学んだら実践するのみ!
ぜひ試してみて下さいね。